経営戦略基礎講座【PLC(プロダクト・ライフ・サイクル)】

=PLCから見たプロダクト・ミックスの改善=

商品には必ずライフサイクルあります。それ故どんなにヒットした商品もやがて陳腐化する
時期が来ます。企業としては、常に次の時代を考え、将来成長してくれる商品分野や、現在の売上を確保してくれる商品分野をバランス良く保有していなければなりません。この観点から自社の商品構成を考える必要があります。

 

@R&D期(リサーチ&ディベロップメント)

  研究開発時期⇒売上がマイナス、市場調査・

 製品開発に投資が行われる

 

A導入期⇒いかに好ましい商品イメージを

どれだけ早く浸透させるかと言う広告や

配送及び初期クレームの撲滅やアフター

ケアー体制の完備が行われる

 

 

B成長期⇒商品が市場に受け入れられ売上が急速に増加する時期。次々と類似競合商品

が市場に出てくる。それらに市場を奪われる事が無いよう万全の供給体制を敷き絶対に品不足感を出してはいけない。その上、創業者利潤を生かせるよう販売ルートを押さえ、高いシェアを獲得するため各種の販促企画を展開する。更に模倣商品との差別化ポイントを販売実績や使用実績によってアピールすることが重要である。

 

C成熟期⇒各種の努力に関らず類似商品が巷にあふれ商品も市場に飽和し売上の伸びが急速に衰える。要は、類似商品との差別化をいかに図るかということである。その為の新たなR&D経費を投入し新しい魅力を附加し包装やデザインの変更新機種・新趣向を商品に附加する。それがうまくいけば第二成長期(延命策)を迎える事もできる。